(almost) daily corleonis

2024.05.01 Wed.

突然思い立ってオンライン英会話をはじめた。

というのもかくかくしかじかで転職中なのだが、英語ができるというのはどの場面でもアドバンテージがあるなと思ったのと、せっかく(うっす〜いけれど)素養があるのだから改めてもう少し本腰入れて勉強してみるかと思った次第。ここ一年くらいはDuolingoを使って勉強する程度で、1日15分くらいだけど毎日欠かさず続けている。英会話は高校時代に留学していた以降はほぼやっていない。映画やニュースを見ても、自分の得意な分野のことなら聞き取れるが、そうでないものはとんとわからない。

以前、DMM英会話の無料体験を受けたことがあるが、なんとなくしっくりこなくて申込みはせず終わってしまった。比較サイトを見て、なんだか自分に合ってそうという直感でWeblio英会話の無料体験を申し込む。アカウント登録はGoogleアカウント等との連携はなしでシンプルにメールアドレスとパスワードで登録するタイプだったのだけれど、さっそくレッスンの予約をした後に「あれ、名前とか何も入力してない…?」と気づく。予約をした後に「プロフィール入力してみましょう!」という案内があり、名前や簡単なプロフィールを登録したが、初回予約のステップまで何も情報登録なしでいけるというハードルの低さはすごいなと思った。自分の英会話レベルを申請する必要があったので、とりあえず中級(Intermediate)で申し込む。

翌朝、初めてのレッスン。自己紹介もそこそこに教材を使ったレッスンに入る。やっていて気付いたのは、文章を読んで質問に答えることはできても、自分の意見を求められたときがなかなか難しい。「こういうことが言いたいけど言い方が難しい…」となりつつ話すと、すぐに先生が「それはこういう風に言うといいよ」と汲み取ってチャットでテキストに起こしてくれる。これがめちゃくちゃ良くて、「あ〜そうですそんな感じで言いたかったんです!」ということがレッスン中に何度もあった。

とても実用的な勉強ができて大満足だったので、終わってすぐ申し込みを済ませた。毎日1レッスン(25分)の予約ができるプランで、月々なんと5,778円。安すぎではないか…?というわけで毎日1時間弱勉強していくのが当面の目標。夏〜秋くらいには一度TOEICも受けたい。

2024.02.17 Sat.

ずっと行ってみたかった祖師ヶ谷大蔵にある古本屋 nostos books にてまっちーが展示をするというので、友人を誘って訪れることに。祖師ヶ谷大蔵駅に降り立つと、かつて円谷プロが本社を構えていたということで、駅前にウルトラマンのシンボル像が立っていたり、ウルトラマンタロウを模した街灯があったりとなんだかにぎやかであった。友人の彼も興味ありとのことだったので、3人で会場を目指しつつ街を練り歩く。

毎日レコードの絵を描き続ける個人プロジェクト「まいにちレコード」。2年半を越え数にしてなんと800点!これまで描いたジャケットたちがプリントアウトされランダムに置かれ、好きな一枚を探せるようになっているのが素敵だった。わたしはいろいろ悩んだが、大好きで思い入れのあるJames Ihaの"Let It Come Down"を選んだ。友人はMates of Stateの"My Solo Project"という一枚を選んでいたのだが、昔すごく好きだったことを、今回この絵を見て久しぶりに思い出したのだそう。そういう出会いもいいなぁと思った。ちなみにMates of Stateのメンバーは、以前来日時にまっちーの家に泊まったことがあるというエピソードも聞けてとてもおもしろかった。

今気づいたけどちいかわのうさぎがいますね

会場を後にし、パン屋をハシゴしたり、砧公園を散歩したり、世田谷美術館で「美術家たちの沿線物語 小田急線篇」という展示を見たり。初めて訪れる街を散歩することがとても好きだ。古いマンション、狭い駐車場にギリギリで駐められたいかつい車、公園でバドミントンをする家族、ゴミに集まるカラスの群れ、寝ている子供を気にしながら自転車を漕ぐ母親、いろんな情景がその街をつくっている。わたしたちも歩きながら個人的な話をする。ときどき笑い転げたりする。その瞬間はこの街の一部になっているのかもしれない。

夕食はima(アイマ)というお店へ、お願いしていたおつまみコースをいただく。わたしも友人も少食というか食べられる量に不安があるタイプなので、こういう軽めのコースはとても助かる。ごぼうを山椒で和えたものがとても美味しくて真似したくなった。締めは珈琲館のブレンドコーヒー。楽しい時間はあっという間で、またあずさに2時間乗って八ヶ岳へ帰る。この東京との距離感が今の自分にはちょうどいいなと思う。

次の日、クローゼットから大切な一枚を引っ張り出し、隣に並べて写真を撮った。わたしの新しいお気に入りだ。

2023.12.27 Wed.

無事仕事納めをして、今日から冬休み。車検証の改姓手続きのため山梨運輸支局へ。てっきり甲府にあるのかと思っていたらその先の笛吹は石和(いさわ)温泉という場所にあるらしい。この時期に高速道路に乗って知らない場所へ行くのは怖いので、のんびり電車で向かうことにした。朝8時過ぎの高尾行の電車に乗り込むと驚くほどに人が少なかったが、これが年末だからなのかいつもそうなのか判断がつかなかった。

石和温泉駅で降車。温泉と名のつく駅なので温泉街でもあるのかな?と思い駅の外に出ると、まず見えてきたのは寂れた雰囲気のイオン。看板にうっすらSATYという文字が残っている。運輸支局までは3kmとのことだったので歩いて向かうことに。温泉宿がいくつかあるものの、街は少し寂しい雰囲気。パチンコ屋で開店を待ち列をなす客たちに向けて、ゴダイゴの銀河鉄道999が爆音で流れていた。タバコを吸いながらスマホの画面に目をやる一行とまぶしすぎる曲の対比がなんだかおかしかった。

改姓手続きは流れ作業でものの10分ほどであっさり終わり、このまま帰路につくのもなと思いiPhoneを見ると充電があまりなかったのでモバイルバッテリーに接続すると、そもそもそれが充電できていなくて青ざめる。わたしはドがつくほどの方向音痴のためウロウロすると迷子になる可能性が高いので、来た道をそのまま戻ることに。途中でBOOK OFFがあったので、年末年始に読もうかなと思っていた筒井康隆を中心に小説を何冊か購入。宇多丸さんが筒井さんの小説を愛読していることは以前から知っていたのだが、先日のアトロクで岸本佐知子さんもそれに賛同しており、改めて読みたくなったのだった。まずは『家族八景』『七瀬ふたたび』から。

駅付近まで到着し、どこかで昼食でも食べていくかとイオンに入ってみるが、ロッテリアか喫茶店の2択しかなく絶妙に時間もないため、サンドイッチを買ってイートインスペースで食べることに。最初はわたしの他にもう1人しか居なかったのだが、私が食べ終える頃にはテーブルが全て埋まっていて、皆スーパーで弁当を購入しそこで食べていた。暖かいしWi-Fiがあるしゴミも捨てて帰れるし、もってこいの場所なのかもしれない。

帰りの電車で僕のマリ『実験と回復』読了。日記本だが、暮らしの描写が以前より丁寧だったように思う。iPhoneが使えない分、読書が進んだ。ちょうど東京帰りの連れ合いと同じタイミングで到着したので一緒に車で帰ることに。すでに2万歩近く歩いていてクタクタだったので助かった。

帰宅して珈琲を淹れ、近所のマダムお手製のカボチャプリンをおやつにいただく。斜向いに住んでいるチャーミングな人で、最近よく物々交換している。甘すぎなくてとても美味しかった。わたしは最近ようやく食に興味が出てきたので、スイーツもつくってみたいとこっそり思っている。

2023.12.14 Thu.

先週、婚姻届を提出しに行こうとしたら、戸籍謄本は本籍地の市区町村役場でしか取得できないということが発覚し(考えてみればその通りなのだが思い及ばず)失敗。今日はそれを済ませた上でのリベンジ提出の日となった。まず昼食に行きつけのラーメン屋へ行き半チャーハンと餃子を食べる。後ろに置かれているテレビでは徹子の部屋で若い科学者が壮大な夢を語っていた。火星の夕日は青いらしく、それを初めて見る人間になりたいとのこと。これから自分の姓が変わることに特段高揚感はない。ただ後に続くであろう手続きの面倒さに頭を悩ませていた。

届け自体はあっさり受理。マイナンバーカードや年金手帳、運転免許証の書き換えもあわせて行う。残りはまず銀行だなと思って利用している銀行のQ&Aを見ていたら、なんとネットや郵送の手続きは不可、窓口でのみ対応可能とあってショックでクラクラしてしまった。都市銀なこともあって、最寄りの店舗がなんと東京。平日東京の用事をつくって行くしかない。銀行の名義が変えられないと、クレジットカードや投資関係の名義も変更できないのでなるべく早く済ませなければ。いっそのこと口座を解約して全てネットで済ませられるサービスに乗り換えたい。地方民のメインバンク事情、ぜひ知りたいです。

帰り道にケーキを買って、コーヒーを淹れつつささやかにお祝い。また別途きちんとしたお祝いとして、来週外食をすることに。夕食に連れ合いがつくってくれたもつ煮込みうどんがめちゃくちゃ美味しかった。ウソだろを思われるかもしれないが、新しい姓の漢字が未だによくわかっていないので、最初のうちは書く度にGoogleで検索してしまう気がする。

というわけで結婚しました。

2023.12.02 Sat.

この1ヶ月で3回目の東京。この週末、連れ合いが個展を開いているので様子を見に行ってきた。小田急線は和泉多摩川というなかなか縁がない駅で降車。「きっと閑古鳥が鳴いているよ」とぼやいているのを見てきたので、人で賑わっている会場が見えてきただけで少し安心した。

ジャケットを着て来場者と談笑している姿を見ると、いつも家にいるときとは別人のようだ。成果物が多くの人の目に触れる、知り合いや興味を持った人がわざわざ時間を割いて訪れてくれる、というのは素晴らしいことだなと思った。

経堂まで移動して友人とランチ、台湾餃子とスパイスハイボールで乾杯する。昼間から誰かとお酒を飲める幸せよ。軽めに済ませ、豪徳寺まで徒歩で向かう。わたしはしまおまほさんのことが好きなのだが、彼女が豪徳寺育ちで(現在も住んでいるらしい)ことあるごとに豪徳寺話をするのでどんな場所なのか知りたく、ちょうど小田急線に乗るこの機会に行ってみたいと友人に打診したところ快諾してくれたのだった。パン屋や和菓子屋に行ったり、番組の企画でしまおさんが訪問していた古着屋を訪れたりした。朝に自動販売機で水を購入したとき、お釣りの900円が全部100円玉で来て落胆していたのだが、パン屋のレジでちょうど「100円玉が不足しています」とあったので、手持ちの100円玉を全部出したら大層喜んでくださったのでなんだか良いことをした気分になった。

周辺をぐるぐる散歩していると、コンビニの弁当を持ちながらにやけ顔で歩く人がいたり(家に帰って食べるの幸せよな)、ニット帽を被ったプードルがいたり、立ち飲み屋で騒ぐ大人たちを横目で見たり、持ち帰り専門の焼き鳥屋の行列に驚いたり、この地で暮らしている人たちの生活が垣間見えておもしろかった。

夕食はFUJII LABELという自然派ワインとフランスの家庭料理のお店へ。8人がけのひとつの大きなテーブルを囲むスタイルで、スタッフの女性が一人でオーダーを聞き、食事をつくり、ワインを注いでくれた。忙しいのを見かねてか、みんな会計やオーダーを彼女のタイミングを見て行っていて、連携のようなものを感じた。とても居心地のよい空間で、ぜひまた訪れたいと思った。

わたしはアルザスのワインをいただいた

帰りのあずさは満席で年末の雰囲気を感じた。電車を降りたら外はキーンと冷えていて、東京って温かいんだなと思った。帰宅後iPhoneを見たら2万歩も歩いていてクタクタだったけれど、なんだかお腹が減ってしまって買ってきたパンをひとつかじって眠りについた。