(almost) daily corleonis

2024.02.17 Sat.

ずっと行ってみたかった祖師ヶ谷大蔵にある古本屋 nostos books にてまっちーが展示をするというので、友人を誘って訪れることに。祖師ヶ谷大蔵駅に降り立つと、かつて円谷プロが本社を構えていたということで、駅前にウルトラマンのシンボル像が立っていたり、ウルトラマンタロウを模した街灯があったりとなんだかにぎやかであった。友人の彼も興味ありとのことだったので、3人で会場を目指しつつ街を練り歩く。

毎日レコードの絵を描き続ける個人プロジェクト「まいにちレコード」。2年半を越え数にしてなんと800点!これまで描いたジャケットたちがプリントアウトされランダムに置かれ、好きな一枚を探せるようになっているのが素敵だった。わたしはいろいろ悩んだが、大好きで思い入れのあるJames Ihaの"Let It Come Down"を選んだ。友人はMates of Stateの"My Solo Project"という一枚を選んでいたのだが、昔すごく好きだったことを、今回この絵を見て久しぶりに思い出したのだそう。そういう出会いもいいなぁと思った。ちなみにMates of Stateのメンバーは、以前来日時にまっちーの家に泊まったことがあるというエピソードも聞けてとてもおもしろかった。

今気づいたけどちいかわのうさぎがいますね

会場を後にし、パン屋をハシゴしたり、砧公園を散歩したり、世田谷美術館で「美術家たちの沿線物語 小田急線篇」という展示を見たり。初めて訪れる街を散歩することがとても好きだ。古いマンション、狭い駐車場にギリギリで駐められたいかつい車、公園でバドミントンをする家族、ゴミに集まるカラスの群れ、寝ている子供を気にしながら自転車を漕ぐ母親、いろんな情景がその街をつくっている。わたしたちも歩きながら個人的な話をする。ときどき笑い転げたりする。その瞬間はこの街の一部になっているのかもしれない。

夕食はima(アイマ)というお店へ、お願いしていたおつまみコースをいただく。わたしも友人も少食というか食べられる量に不安があるタイプなので、こういう軽めのコースはとても助かる。ごぼうを山椒で和えたものがとても美味しくて真似したくなった。締めは珈琲館のブレンドコーヒー。楽しい時間はあっという間で、またあずさに2時間乗って八ヶ岳へ帰る。この東京との距離感が今の自分にはちょうどいいなと思う。

次の日、クローゼットから大切な一枚を引っ張り出し、隣に並べて写真を撮った。わたしの新しいお気に入りだ。