2024.07.03 Wed.
クーラーをつけずに寝てしまい、夜中に暑くて目が覚める。この水中のような湿度と猛烈な暑さが京都の夏だということを思い出す。今日は中学からの親友がアフタヌーンティーに誘ってくれたので、二条城前にある「HOTEL THE MITSUI KYOTO」へ。京都暮らし最後の5年くらいは二条城の近くに住んでいたので、わたしにとって思い入れの深いエリアだ。Googleマップで場所を検索すると宿泊費18万円〜とありヒッとなったが、ラウンジで見た限りでは宿泊客は外国人が多そうだった(アジアの方も多い)。

中庭が見える涼しい場所でのアフタヌーンティーは最高だった。美味しいお茶やお菓子を食べながらお互いの近況を話し合う時間が尊すぎる。死ぬまでにあと100回くらいアフタヌーンティーがしたい。
そのまま友人宅へ向かい、小学生になった息子さんの帰りを待つ。久々に会った彼は山田哲人のユニフォームを着ていた。手を洗い、棒アイスを食べ、宿題に取り掛かるのがルーティーンのようだ。「おおきなかぶ」を朗読して、計算ドリルを解き、親のハンコをもらう、その一生懸命な様子を見つめていた。帰り際に「明日も来る?」と聞かれて愛しさが倍増。次に会う頃にはもうそんなことは言ってくれないかもしれない。
ホテルに戻り小休止、汗がひくまでクーラーをフル稼働。まだ梅雨明け前の曇天でこんなに暑くて、真夏は一体どうなってしまうのか。夜は前職のメンバーとオンズに集合する予定。こちらも会うのは数年ぶりだ。四条通りを東へ向かい、木屋町を下がる。その行動すら懐かしすぎて嫌になる。大好きなインゲンのサラダとパテを注文し、ビールで乾杯。積もりに積もったここ数年の話をする。もしかすると目の前にいるこの人とはもう一生会わないかもしれないとちょっと泣きそうになったが、そういう意味でもこの場を設けてよかったなと思った。自分勝手な話だが、15年の区切りをつけるためにも京都に来てよかった。
二軒目は三条にある深夜喫茶「多聞」へ。広々とした空間でアイスチャイを飲みながら他愛もない話をする。帰り道、外国人の観光客たちが楽しそうにシンディ・ローパーを熱唱していた。いつの間にかわたしもひとりの客としてここを歩いている。その違和感が今でも拭えない。