(almost) daily corleonis

2024.07.02 Tue.

自分に合った美容院(美容師)を探すことは本当に難しい。移住してからいくつか転々としてみたものの、なかなかこれといった美容院に巡り会えず早2年が過ぎた。東京は遠すぎるが、車で通えるような距離には見当たらない。そこで少し足を伸ばして松本まで行ってみることに。

美容師さんに期待することは、自分が好きそうなスタイルを提案してくれそうか、自分と話が合いそうかという2点である。インスタは、担当したお客さんの写真や本人のプライベートが垣間見えるので、フィーリングが合いそうな人を見つけるにはかなり有効な手段だと思う。ということで今回はインスタで見つけた美容師さんにお願いしてみた(読んでいた本や、普段の食事を楽しんでいそうなところに惹かれた)。

朝イチでお店を訪れ、カットとカラーをしてもらう。美容師さんはとても素敵な方で、リラックスしてコミュニケーションを取れたし、仕上がりも気に入ったしで大満足。これで長かった美容室探しもおしまいか…また次回もお願いしよう。施術中に周辺のおすすめランチを教えていただいたので、歩いて向かう。

peg」というこのお店は、昼はpeg dogというホットドッグが、夜はワインが楽しめるらしい。わたしが入店したときはまだ誰もいなかったのだけれど、コーヒーが届く頃には平日だというのにあっという間に満席になっていた。

peg dogはレーズンが入った甘じょっぱいパンにスパイシーなソーセージがのったものだったのだけれど、その美味しさに本当に驚いた。浅煎りのコーヒーも美味しくてホクホク、今度はぜひ夜に来てみたい。

さらに、美容師さんの今イチオシの「景色」というお店(まず名前が良い)にも行ってみたくてハシゴ。ナチュラルワインの販売や角打ちをやっているらしい。こちらはお客さんが誰もおらず、店員の方にゆっくりワインの説明をしてもらったり、お話したりできた。

アルザスのオレンジワインを選んで、街行く人を観察したり、友人から借りている瀬尾まいこ『夜明けのすべて』を読み進めたりした。窓から入る風がとても気持ちよくて、なんて贅沢な時間なんだろうと平日休みの素晴らしさを実感。

豊かな時間となった松本滞在だが、メインはこの後。特急しなのと新幹線を乗り継いで数年ぶりの京都へ。8月から新しい職場で働きはじめることもあり、この機会に懐かしい面々に会っておこうと遠征することに。今日はとりあえずいつメンに声をかけておいた。

わたしが京都を出た後にできた「コンコン」というコンテナと長屋を複数有するコミュニティスペース?のような場所に集合。久しぶりに会った面々は変わったようで全く変わっていなかったが、とにかくみんな酒が強いことだけは健在。わたしははじめの1時間くらいでキャパをオーバーし、その後ずっと水を飲んでいた。

今思い返せばあの場にいた半数は名前もわからない、その雑多な感じが懐かしかった。新しいコミュニティがあり、けれど我々の古いつながりも灯火は消えず(わたしのポジションには誰もつけないと言ってくれて嬉しかった)、京都の楽しい夜は更けていく。

なぜか黒子のような俺たち