(almost) daily corleonis

2023.08.14 Mon.

朝、散歩をしていたらご近所の方々が立ち話をしていて、挨拶したらまだ面識無い方を紹介してくださった。日本語名だけど英語にして呼んでね(例えば夏子という名前だったらサマーさん、という具合に)と言われ、その形式ええなと思ったがわたしの名前には使えなそうだ。話の流れでご近所さんのお庭ウォッチツアーがはじまったのだけれど、どのお庭も外からしか見たことがなかったので、中に入ってみるとまた印象が違って面白かった。わたしは前の持主の方が植えた花や木が多くあるので特に新しく何か植えたりはしていないが、みなさん自由に庭を作っていて、もうちょっといい意味で雑に考えてもいいのかもなと気づきを得た。

月に一度みんなでカラオケ会をしているらしく、食べ物を一品持ち寄りというルールなのだが、五、六品持ってくる人もいるため結局お持ち帰り会になってしまうというエピソードが好きすぎる。ぜひ今度一緒にどう?と言われたが咄嗟に「歌えないんで…」と断ってしまった(あれだけ有志の歌謡祭で鍛えたのに情けない…)。聴いてるだけでも楽しいからよかったら来てねとのことだが、わたしのレパートリーの中にハマるものはあるだろうか。

2023.08.12 Sat.

フランス在住のパティシエールが夏の間だけオープンしているカフェ・ドゥアウというお店があって、わたしの運転でも行けそうな場所だったので行ってみることに。わたしはバスクチーズケーキとアイスハーブティー、友人たちはキャロットケーキとパリブレストを注文。目に映るものすべてが素敵で、食べてる最中に「明日も来ない…?」という話になるくらい(結局連日足を運ぶことに)。

夕食は予約しておいたDILL eat,life.へ。わたしは運転なのでお酒は飲めず、アーリーサマーエンジェルというノンアルコールカクテルをいただく。口に入れるものすべてが「えっ…何これ」となるくらい美味しくて、味はしっかりしているのにあっさりしていて(心配していた胃もたれもなかった)、なんだか感動してしまった。お店の横を流れる川の音を聞きながら、南アルプスに沈む夕日を背景に友人と囲む食卓はとても素晴らしいものだった。夏の定番メニューらしいイタリア茄子のカツは来年も必ず食べたい。

2023.08.11 Fri.

この連休は東京から友人が2人遊びに来てくれることに。新宿からの特急あずさは満席だったそうで、お盆休みにおける移動の多さが伺い知れる。近所にリゾナーレ八ヶ岳という星野リゾートのホテルがあり、飲食や買い物施設なども併設されているのでひとまずそこで集合。ランチにお蕎麦をいただいてから、ジェラート屋へ。わたしが選んだのはいちごとアールグレイのダブルなのだが、このいちごのメニュー名が「いちご姫夢物語」というパチンコ屋の台でありそうな名前で、注文するのが若干恥ずかしかった。

夕食を何にしようかなと思っていたら、友人が鯖カレーをつくれるセットを持参してくれたので、みんなでカレーやサラダをつくって食べた。サバ缶とトマト缶を利用したレシピなのだがさっぱりとしていて美味しかったのでまた自分でもつくってみたい。

2023.05.04 Thu.

朝6時半ころ目覚めたので散歩にでも行くかと用意をし始めると、同室の友人も起きてきたので一緒に近所を散歩。よく晴れていたので景色が素晴らしかった。まさに連峰という感じで、山の連なりがすごい。帰宅すると美味しそうな朝食が用意されていた。この友人宅に泊まらせてもらうのは3回目なのだが、毎回朝食の時間をとても楽しみにしている。朝食というのはその家の日々の生活みたいなものが垣間見えて、おもしろいなぁと思う。

みどりの日である今日は国営アルプスあづみの公園へ向かうことに。図らずも無料入園日らしく、皆が訪れようとしているのかサーバがダウンしていてWebサイトが閲覧できない事態。園内は広いためそこまで混雑はしておらず、家族連れが多い中歩みを進める。ぐるっと園内を一周してお昼にレストランでハッシュドビーフを食べた。その後お手洗いへ行ったところで、おでこが帽子の形に日焼けしていることに気づく、何たる不覚…今後の戒めにしたい。

帰宅して少し休むともう帰りの電車の時間。お世話になった友人のご両親に別れを告げ、電車に乗り込み再び松本駅へ。お土産や飲み物を購入して京都へ向かう友人と別れ、東京へ向かう友人と特急あずさに乗り込む。最後のひと押しと言わんばかりにマシンガントークをしてしまう。最寄り駅へ到着すると、連れ合いは既に酒を飲んでおり迎えに行けないとのことだったので歩いて帰宅。楽しかった思い出に浸る。次に会えるのはいつだろうか。

軽い熱中症のような状態になってしまい少しぐったり。わたしは重い荷物を持つのが嫌で、水分を持ち歩かないきらいがあるので反省。連れ合いが温かい蕎麦をつくってくれたので少しだけ食べた。

2023.05.03 Wed.

連れ合いの友人が泊まりに来るので家の掃除を入念にしてから美容院へ。引っ越してからなかなか落ち着く美容院が見つからず、今回も初めて訪れるお店。去年からずっとハイライト+ワンレンボブにしていて、下ろしていても括ってもパッと決まるので気に入っている。わたしは男性の美容師さんが苦手なのだが(とはいえ女性を指定することはない)、今回担当してくださった方は男性だったが気にならなかった。何に起因しているのだろうか、年齢、雰囲気…?ハイライトの重ねがけでだいぶ髪が明るくなってしまったが、夏が来ることだしいいだろう。

今日はこの後、安曇野にある友人の実家へ遊びに行く予定なので、美容院が終わって駅へ向かう。名物の立ち食い蕎麦が30分待ちになっていて、オペレーションが取れておらず、順番を抜かされたり、売り切れのメニューが周知されていなかったりで客がイライラしている。「だからわたしはやめようって言ったじゃん」という女性の声に耐えられず、ちょっと時間は早いけれど待合室を抜けて駅のホームへ。電車へ乗り込むと、観光や帰省客っぽい雰囲気の人が多い。読書をしているうちにあっという間に松本駅へ到着。

昨今わたしの最大の趣味は歩くことで、知らない街を歩くことも好きだ。カフェ兼書店の「栞日」へ行くことを楽しみにしていたのだけれど、水曜日は定休日だった。暑い日だったので涼みながら本を読むことを楽しみにしていたのだけれど、目標ならず。イオンモールをチラ見してから、「想雲堂」という古本喫茶へ向かう。店内には所狭しと古本が並び、席でカレーを食べる老夫婦や、クリームソーダの写真を撮っている若いカップルがいた。わたしはとにかく喉が渇いていたので松本ブルワリーのビールを頼んだ。グラスに少し注いでゆっくり飲みながら、ゆったりとした椅子に座って本を読む時間はまさに至福のひととき。読み進めていたのは『往復書簡 ひとりになること 花をおくるよ』で、写真家の植本一子と小説家の滝口悠生による往復書簡である。

電車の時間が近づいていたので、お会計。肩から下げていたシェイクスピア・アンド・カンパニー書店のトートバッグを、レジの女性が褒めてくれた。友人にお土産は何がいいか尋ねると、「明日の朝食用のフルーツかハム」とのことだったので駅で購入しようと思ったのだが、松本駅にはデパ地下のような店がなく、仕方なくお土産店で静岡県産のイチゴを購入。大糸線に乗り込むと、隣の席の男性がゆりあんレトリィバァのブロマイドをリュックからぶら下げていて虚をつかれた。目的地へ到着し、友人と久々の再会。ご両親に会うのも3年ぶりくらい、お元気そうでわたしもうれしい。飼い猫のマメはだいぶ年をとってよく鳴くようになっていた。

近所の温泉で風呂に入って家に帰ると、食卓には立派な手巻き寿司が用意されていた。食卓にあるもの全部が最高で涙が出そうになる。ビールで乾杯して、楽しい会話が繰り広げられる。食後、神田正輝「頭痛にノーシン」柄のトランプで神経衰弱をする。早起きをして、汗ばむ陽気の中よく歩き疲れたので23時ごろには寝床へ。電気を消したらすぐに眠ってしまった。