(almost) daily corleonis

2025.06.30 Mon.

今日の日記はMCPサーバーを使って Claude から投稿してみている。Claude Desktop に Desktop Extensions (DXT) を読み込むだけで簡単にセットアップが完了したのには驚いた。これまでブラウザで管理画面を開いて投稿していたが、こうして直接投稿できるのはとても便利だ。

今日はとにかく暑い一日だった。6月も終わりというのに、まるで真夏のような暑さで、外を歩くだけで汗が吹き出してくる。こんな日は涼しい場所で過ごしたくなるものだが、せっかくなので近所のタイ料理屋に夕食を食べに行くことにした。

お店に入ると、エアコンの効いた涼しい空間が心地よい。メニューを眺めていると、暑い日にぴったりのパクチーサラダが目に留まった。注文してみると、これが本当に美味しかった。新鮮なパクチーの香りと、ライムの酸味、唐辛子の辛さが絶妙にバランスを取り、暑さで疲れた体に染み渡る。パクチーの爽やかな香りが口いっぱいに広がって、まさに夏にぴったりの一品だった。

そして、この暑い季節にはやはりすっきりとしたビールが欠かせない。シンハーのようなタイのビールは、軽やかでクリアな味わいで、スパイシーなタイ料理との相性も抜群だ。炭酸のシュワシュワ感と、キリッとした苦味が暑さを和らげてくれる。暑い日に飲む冷えたビールほど美味しいものはない。

新しい技術を試すこと、美味しい食事、そして暑い夏を楽しむこと。今日はそんな小さな発見と喜びに満ちた一日だった。

2025.06.22 Sun.

6月2日、父方の祖母が亡くなった。6月3日が誕生日だったので、あと1日で99歳だった。本人は5年ほど前から「今年は私もいよいよ100歳です」と言っていて、「いやいや、まだ95歳だよ」とツッコむと、「あれ、そうだっけ…?」というような顔をしていた。

祖母は、わたしが幼い頃からすでに足腰が悪く、子どもだった自分にはそれがとても年老いて見え、「この人は長生きできないんだろうな」と漠然と思っていた。ところが、とても食欲が旺盛で(食べることが何よりの楽しみと言っていた)、おしゃべり好きで(葬式でもコミュ強エピソードが満載だった)、毎日大学ノートに2〜3ページびっしりと日記を書いていた彼女は、わたしの祖父母の中でいちばん長生きとなった。

祖父は20年ほど前に亡くなり、祖母はずっとひとりだった。「ひとりで寂しくないの?」と聞いたことがあるが、「好きな時間に起きて、好きな時間に好きなものを食べて、好きな時間に寝られる。ひとりは最高よ。」と返ってきた。実際、夜中までテレビを観て、昼過ぎに起きることもあったし、おみやげにマクドナルドのハンバーガーを持っていくと、とても喜んでくれた。

ここ数年は歩けなくなったため施設に入り、最後の数週間は入院していた。驚いたことに、仕事がある母に代わって、父が毎日病院へ通っていたらしい。本人から聞いたわけではないが、そんな時間を持てたことで、お互いに悔いなく過ごせたのではないかと思っている。

わたしをとにかくかわいがってくれた、手放しでなんでも褒めてくれた祖父母は、もういない。もういい大人になったわたしにも、祖母は最後まで幼い子どもに向かうように「かわいいね、えらいね、良い子だね」と声をかけてくれた。そのときは「ハイハイ」と軽く受け流していたけれど、もう二度と聞けないと思うと、急に寂しさがこみ上げてくるのだった。

祖母の本棚

2025.06.01 Sun.

2週間くらい前から右足の甲の外側あたりが痛い。特に思い当たる原因はないが痛みが取れないので、念のため医者にも行ってみたが原因がわからず。日々のルーティーンである散歩もお休みして様子を見ていたが、一向に治る気配がなくヤキモキしていた。

水曜、出勤前に仲良しのご近所さん宅へ向かう。PCの操作でわからないところがあるので教えてほしいと頼まれていたのだ。話を聞いてみると、JPGかPNGで画像を入稿する必要があるが、HEICからどうやって変換したらいいのかわからなくて昨日1日中詰まっていたとのこと。世の中には便利なオンラインツールがたくさんあるので、それを使ってあっさり解決。出勤までの時間、ハーブティーを飲みながら楽しくお茶をした。

ご近所さんはセラピストでもあるので足の不調について相談してみると、わたしは歩く時に足の外側に重心を置いてしまっているので、土踏まずを意識して内側に力を入れて歩いてみるといいよとアドバイスをもらった。その後実践してみているが、痛みがひいてきているように思う。

土曜、朝起きて鏡を見たらめちゃくちゃ肌の調子が良かったが原因はわからない。富士山北麓で行われる富士ヒルクライムという大会(土曜は出走受付、日曜に大会が行われる)で、キッチンカーのお手伝いをする予定なので用意して富士吉田へ向かう。富士ヒルは国内有数の規模のヒルクライムレースで、出走数は8,000人に上る。五合目は雪が降っているとの情報もあるが、そんな中自転車に乗って坂を駆け上がるというのだから本当にすごい。普段1日中家にこもって仕事をしているので、キッチンカーに立ってたくさんの人を相手に接客をするというのはかなり非日常な感じがする。

日曜、昨日の疲れで節々が筋肉痛。掃除洗濯買い出しなどを済ませてゴロゴロしていたら、富士ヒル参加&MCという大役を終えた連れ合いが帰ってきた。1週間ぶりくらいの帰宅なので、コーヒーを飲みながら最近の近況を話し合う。

夕方、足の痛みがマシになってきたので久しぶりに散歩をしていると、近所にずっと張り出されていた「猫を探しています」というチラシの見出しが「ありがとうございました」となっていることに気づいた。飼い主から困った様子で「こんな猫を見かけませんでしたか…?」と声をかけられたこともあって、散歩の途中、なんとなくいつもよりキョロキョロしながら歩いてみたりはしたが見かけたことはなかった。

「見つかったんだ、良かった!」と思って近づくと、「愛猫ニャーちゃんは天に召されました。親身になってご心配いただいた皆様に心より感謝申し上げます。」と記されていた。ニャーちゃんがどんな形で見つかったのか、はたまた見つからなかったのかはわからないが、ずっと探されていたご家族がどうか心安らかに過ごせますように。ニャーちゃんの御冥福をお祈りします。

2025.04.12 Sat.

以前、国立にあった「台形」というお店を訪れたとき、その食事体験に深く感銘を受けた。それ以来、もう一度あの体験をしたくて予約を試みるも、毎回抽選に外れ、なかなか縁がないまま時間だけが過ぎていった。そんな中、最近になってお店が鎌倉へ移転したと知り、「今度こそ」と思っていた矢先、友人から「予約が取れました…!」との吉報が。嬉しさのあまり小躍りし、そそくさと小旅行を決行することにした。

当日は、予約時間の15時に絶対に遅れたくなかったので、混雑リスクのあるバスは避け、特急電車を事前に予約。最寄り駅でコーヒーを片手に改札口の電光掲示板を見上げると、そこには無情にも「遅延」の文字が。かなり余裕を持った行程だったので「20分くらいなら大丈夫」と楽観していたものの、遅延時間はじわじわと伸びていく。計算の結果、60分までの遅れならギリギリ間に合うと分かったが、表示は30分、45分、そしてついに60分を過ぎ、「これはもうダメかも」と眼の前が真っ暗になった。電話でお店に事情を説明すると、スタッフの方が丁寧に案内してくださり、少し落ち着くことができた。方向音痴な私は、「残りの行程で迷わないこと」に全力を注ぎ、持ってきた本は開きもせず、乗り継ぎ駅の地図や動画を繰り返し確認していた。

途中で降りた町田駅のギャルはもうサンダルを履いていた。一方、ボア生地の長袖を着せられていた子どもが暑いとぐずり、お母さんは「朝、時間がなくて、ちゃんとお洋服を選べなくてごめんね」と優しく謝っていた。

次に降りた藤沢駅でNo No GirlsのTシャツを着ていた女の子がいた。カバンからぶら下げたブロマイドは裏側になっていて、階段を登るたびにちらちら見えそうで見えなかった(たぶんNAOKOだったと思う)。

江ノ電に乗り込むと、ようやく少し安心し、「サーフ ブンガク カマクラ」を聴き始めた。静かな車内に一人だけ大きな声で話す男性がいて、毎晩カラムーチョ2袋とコーラ2リットルを摂取していると豪語していた。胃弱なわたしには絶対に成し遂げられないことだなと思いながら、車窓に流れる風景を眺めた。

降車駅からは、頭に叩き込んだ地図を頼りに一目散に走った。結果、15分ほどの遅刻でなんとか一皿目に間に合った。お店の方、そして待っていてくれた友人に心から感謝。運ばれてくる料理はどれも夢のように美しく、ひと口食べるたびにため息が漏れた。

一皿目:地野菜 + 苺 + 生わかめ + ハーブ
五皿目:地魚 + グリーンピース + 真昆布
デザート:ローズマリー + エダムチーズ + 胡桃

満腹で店を後にして、江ノ電沿いを2時間近く散歩した。海の近くで暮らしたことのない私は、海が見えるだけでまるで外国に来たかのような気分になる。湘南ナンバーのアメ車を横目に、いろいろな話をしながらただひたすら歩いた。

江の島が見える

宿泊先は藤沢駅近く。駅の近くのジュンク堂書店へ行きゆっくり本を見て(旅先の本屋は、その地域の本がフィーチャーされているのでおもしろい)、アンソロジー『ロイヤルホストで夜まで語りたい』を購入。友人は平野紗季子の新刊『おいしくってありがとう』を手に取っていた。

夜は、軽く一杯だけと、混醸というナチュラルワインのお店へ。ふらっと入ったにもかかわらず、とても心地よい空間だった。常連さんたちが楽しそうに食事をしている光景に混じり、私たちも乾杯。よく焦り、よく食べ、よく歩き、よく話した一日。夜はあっという間に眠りに落ちた。

突発的な小旅行だったが、本当に豊かな時間だった。鎌倉方面は思ったよりも自宅からアクセスが良いことに気づいたので、またふらりと足を運びたいと思う。

2025.04.05 Sat.

昨日からいつもの別邸に来ている。朝、テレビをつけるとNHKのドキュメント72時間をやっていて、「東京・植物園 わたしだけの冬に」というテーマで、東京にある植物園にいる人にインタビューをしていた。冬の静寂に包まれた植物園で、様々な人間模様が映し出されていく。

カメラを向けられた瞬間、多くの人は最初、その場から離れようとしたり、言葉少なに視線をそらしたりする。けれど不思議なことに、時間が経つにつれてだんだんと心を開いていく。故郷の家族を思い涙を流す留学生がいたり、最近フラれてしまった人のことを話し始める大学生がいたり、経済学の素晴らしさについて語るエコノミストがいたり。自覚はなくても、心の奥には語りたい何かを抱えている。

ゲーム配信プラットフォームのTwitchでは、そのチャンネルで初めてチャットを投稿したとき、とある表示方法だと[初めてのチャット]というアテンションがつくのだが、4月1日に配信を観ていたら、配信の内容(モンハンをやっているだけ)に関係なく「初出社疲れた」「新しい会社で初出勤だった」という[初めてのチャット]が多数見受けられた。おそらく、帰宅しいつもの配信を観てホッとして、思わずチャットに投稿してしまったのではないかなと思った。

朝2時間ほど歩いて、ゆっくり温泉につかり、ビールを飲みながら今これを書いている。この後ちょっと読書して、夜はネパール料理を食べに行く予定だ。みなさま良い休日を。