2024.11.10 Sun.
『ルックバック』を観た。原作自体はジャンプ+で公開時(3年前)に読んでいて、話の大筋は覚えていた。当時読んだときは「藤野は京本には敵わない」という印象を持っていたのだけれど、違うなと思った。映像を通して藤野のという人間の凄みを感じた。
音楽が良くて誰が担当しているのかと「ルックバック 音楽」と調べたら、次の検索語候補に「うるさい」が出てきた。感じ方は人それぞれだが、わたしは登場人物が熱中していたり、思いが高まったときにグッと音楽のボリュームが大きくなるところにすごく引き込まれた。藤野と京本の初めての出会い(卒業式)の後、藤野が嬉しくて雨の中駆け出すシーンは特に印象的だった。映画館で観ていたらさぞかし胸を打たれたであろう。
映像になることで漫画で読んだ2人の軌跡に奥行きができて、「このシーンで2人はこんな会話をしたんじゃないか」「道中こんなことがあったんじゃないか」と、描かれていない部分まで想像を掻き立てられた(セミのシーンとかいいよね…)。
観終わってすぐ、サントラをiPhoneにDLして散歩へでかけた。日常に彩りを添えるような曲が多くて、歩いていて気分が上がる。わたしが近年よく聴いたアニメのサントラは『花とアリス殺人事件(fish in the pool)』『DEVILMAN crybaby』あたりだが、これはヘビロテになりそうだ。