(almost) daily corleonis

2024.10.07 Mon.

日記ではなく、最近観たもの読んだもの

■Netflix『ボーイフレンド』観た

観終わってからずっと有志がつくった解釈一致プレイリストを聴いていて、まだ夏が終わらない感じがする。"The Boyfriend"というタイトルだが、そこにあるのは恋愛だけではなく、友情とか仲間意識とか、さまざまな形の人間関係や感情が含まれている。Netflixの公式Youtubeチャンネルで、彼らのセクシュアリティの話なども展開されていて、このあたりも拾ってこそピースが揃う感じがした。

■Netflix『極悪女王』観た

全女の話はなんとなく耳にしたことがあるものの詳しくは知らず、ヒールと呼ばれる存在がこんなにも孤高で苦しいものなのかと衝撃を受けた。それでもわたしも当時観ていたとしたら、迷わずクラッシュギャルズを応援していたであろう。

唐田えりかさん、良かった。ノンフィクションで結果は決まっているのだとわかっていても、つい頑張れと応援したくなってしまうのは彼女があの映像の中でまぎれもなく「スター」だったからだと思う。

■遠藤周作「深い河」読んだ

読み終わってからレビューや映像などを漁る手が止まらない。その数も計り知れず、何度も重版され、長い間読まれていた作品なのだということが伺い知れる。誰かと語り合いたくなってしまうというのは良い作品の指標だと思うが、本作も大いにそれを満たしている(今、誰も話してくれないけど…)。30年前の映画版キャストを見て、「うわ、わかる〜!」となってしまうのが面白い。今日公開された原作ありの映画で、30年後に同じようなリアクションがあるのだろうか。

美津子が大津に固執していた理由は、自身に空虚感を感じていたからだと思う。神(玉ねぎ)を信じて疑わない大津のことが羨ましかったのだと。