(almost) daily corleonis

2025.03.13 Thu.

春の気配がじわじわと広がる、暖かい日。3月に入ってからすでに飛ばし気味で働いていたので、今日は少し早めに仕事を終えて、長めの散歩でもしようかなと思っていたところ、友人から突然「これから会わない?」との誘い。用事で出かけていたが、帰り道の途中に私の家があるので声をかけてくれたようだ。絶好の機会なので二つ返事でOKし、少し部屋を片付けながら到着を待つ。

白い柴犬とともに現れた友人は、相変わらず軽やかな雰囲気だった。最近、私は犬を飼いたい欲が高まっていて、犬との暮らしについていろいろ質問する。犬と遊びつつゲラゲラ笑ったり、持ってきてくれたケーキを一緒に食べたり。最後には散歩に出かけ、そのまま解散となった。

彼女とは京都に住んでいた頃に知り合い、当時は少し面識がある程度だった。それが最近、私の住む場所からそう遠くないところに引っ越してきたと知り、久しぶりに連絡を取ってみたのだった。

今後ちょっと会える機会が少なくなりそうで、別れ際にハグをしたとき、心から健康と幸せを願った。湿っぽくはならず、また軽やかに車を走らせて帰って行った。

最近じゃ1年に1回会っていれば"わりと会っている方の友達"という感覚だ。でもSNSがあるおかげで、何年も会っていなくても、お互いの近況を知ることができる。子どもが生まれた、起業した、引っ越した、というようなライフイベントから、美味しいカレーを食べた、面白い看板を見つけた、新しいスニーカーを買った、そんなささやかな日常まで。

生活は続く。それぞれの場所で、それぞれの時間が流れていく。たとえ道が交わらなくなっても、どこかで誰かの暮らしが続いていると思うと、不思議と心が温かくなるし、幸せを願わずにいられない。